妊娠時に必要なビタミン

妊娠時や授乳時には、葉酸以外にもさまざまなビタミンやミネラルを多く摂取することが推奨されています。

特に下記のビタミンやミネラルは意識して推奨量を摂取するようにしましょう。

ビタミンB12
通常期推奨量:2.4μg
妊娠中推奨量:0.4μg
ビタミンB12は、葉酸と共に赤血球を作るために働きます。

ビタミンB6
通常期推奨量:1.1mg
妊娠中推奨量:0.8mg
妊婦さんがビタミンB6の欠乏に陥ると、つわりが悪化したり、妊娠中毒症を起こす可能性が高くなります。

鉄分
通常期推奨量:11.0mg
妊娠初期:13.5mg
妊娠後期:26.0mg
鉄分は血液をつくる材料になります。妊娠すると赤ちゃんの発育のために、多くの鉄分が必要になります。

ビタミンA
通常期推奨量:670μgRE
ビタミンAは、脂溶性ビタミンのため、体外に排出されずに、体内に蓄積されますので、過剰摂取には注意が必要です。

ビタミンAには、動物性由来のビタミンA(レチノール)と、植物性由来のビタミンA(β-カロテン)があり、過剰摂取が問題となるのは、動物性由来のレチノールです。植物性由来のβ-カロテンは、体外へ排出されるので、例え過剰摂取しても問題ありません。

妊娠中にビタミンAを摂取しすぎた場合、お腹の赤ちゃんの奇形につながる可能性があるので、レチノールの過剰摂取には注意しましょう。
 
 

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