葉酸の働き

最近、葉酸が注目されていますが、それは何故でしょうか?

それは、葉酸には先天性異常のリスクを下げるという効果があるからです。

欧米や中国を中心とした諸外国の疫学研究により、妊娠期に葉酸を摂取すると、『二分脊椎症』と『無脳症』の先天性異常のリスクを下げる効果があると報告されています。

、『二分脊椎症
背骨が胎内で発生する途中で、背中の中央の脊椎弓のくっつきが不完全だった為に、脊椎が左右に分裂している病気で、環境省の調査によると、日本では、この25年間で、出産児1万人に対する二分脊椎症の先天性異襄が2倍に増えています。

無脳症
神経管の上部で閉鎖障害が起きると、脳が形成不全となり、体は赤ちゃんらしく成長しても、頭部はほとんど形成されない病気です。

このどちらも、日本では発生割合が高く、厚生労働省が2000年に、妊娠を計画している女性及び妊産婦等に対し、葉酸を1日あたり400μg以上付加摂取するように奨励しました。

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